九州・沖縄は日本の中でも温暖な場所なので、北海道や東北、北陸のような寒冷地で作られる加工食品は基本的に存在しません。例えば凍みイモのような食べ物は、食品そのものが凍り付くほどの寒さが無ければ作れないので、九州・沖縄では成立しない加工食品になります。
しかし、逆に九州・沖縄では寒冷地で作れない加工食品があるはずです。日照時間や気温、豊かな森などの恵みを生かした加工食品はどのような内容になっているのか、今回はチェックしてみたいと思います。
基本的に九州・沖縄の加工食品は食材そのものが多彩です。温かい土地なので野菜や果実の成育も良く、魚介類も豊富に獲れるからです。特に目立つ加工食品は干物で、南国の太陽を生かした食品作りが各地で行なわれています。
以上が九州・沖縄の代表的な加工食品になります。もちろんこの他に、沖縄ならゴーヤの干物などがありますが、他の地域でも盛んに行なわれている野菜の干物は一覧に含みませんでした。
最近はインターネットと輸送技術が発展したため、全国どこにいても九州・沖縄の加工食品が新鮮な状態で安く手に入れられるようになりました。例えばもろみ酢は沖縄特有の加工食品ですし、カステラ、さつま揚げ、ちりめんじゃこ、煮干しなども他の地域で最近は作られているといっても、本場は九州という事実は変わりません。
何らかの加工食品が生まれる背景には、その加工食品が生まれるだけの条件が整っているからだと考えられます。現在でもその風土や気候は変わらないので、本当においしい九州・沖縄の加工食品を食べたければ、その当地に遊びに行くか、直接取り寄せた方がいいでしょう。
特に簡単に九州・沖縄に行けないような距離に住んでいる方は、積極的に取り寄せておいしい加工食品を食べてみてください。