肉加工品│加工食品ガイド

肉加工品

肉を使った加工食品は多い

日本人が家畜の肉を食べるようになった歴史は古いですが、その歴史の中でいろいろな畜産加工食品が生まれてきました。もちろん海外から輸入された食品が多いですが、その加工食品も日本に伝わってから独自の発展を遂げ、現在では世界の食品展示会で日本の肉加工食品が高い評価を受ける時代になりました。

そこで今回は、日本で一般的に流通している肉加工食品がどれくらい存在し、どのような製法によって加工されているのか整理したいと思います。

乳牛は乳も加工食品に

肉加工食品はいろいろと存在し、どれも日本の市場で親しまれています。そもそも肉加工食品と言っても、肉そのものに種類が多く製法もいろいろと存在するので列挙が困難です。例えば肉加工食品によく使われる肉は、

になります。さらにそれらの肉は、

などの処理をされて各加工食品になります。具体的な肉加工食品は、代表例を列挙すると、

（1）ハム類
（2）ベーコン
（3）ソーセージ
（4）缶詰食肉製品
（5）乾燥肉

になります。さらに細分化が可能なので少し詳しく見てみます。

生ハムを使ったサラダ

ハムはもともと豚のもも肉を骨付きのまま塩漬けして、薫製にした加工食品でしたが、現在ではそれほどの細かい制限がありません。

など細分化が可能で、世界中で親しまれています。日本でも同じで、朝食や昼食、夕食など1日中いろいろな形でハムは食されています。

ベーコンは豚のばら肉を塩漬けして、薫製にした加工食品をいいます。もう少し詳しい製法を解説すると、

豚のばら肉から骨を取る
↓
血を絞り出す
↓
塩に漬ける
↓
水に浸す
↓
形を整える
↓
乾燥させ、薫製にする
↓
冷やす

以上がベーコンの作り方になります。

ソーセージは生肉などの細切れを豚や羊の腸に詰め、乾燥と薫製を行なった加工食品です。細かく分類すると、

と分けられます。日本でも非常にメジャーな加工食品になります。

コンビーフを使った料理

食肉に何らかの加工をして缶詰にした食品をいいます。コンビーフが代表例になります。

ローストビーフも立派な加工食品

乾燥肉は主に保存食として扱われる場合が多く、代表的な食べ物はビーフジャーキーなどです。生肉や塩漬けした肉を乾燥させて保存性を高めた食べ物で、世界中で親しまれています。

以上が肉を使った加工食品の代表的なラインアップになります。ソーセージやハムなどは日本人の食卓にもかなりの頻度で登場します。普段は意識せずに食べている商品ばかりですが、上述の分類を頼りに普段どれだけ自分が肉の加工食品を食べているのかチェックしてみても面白いかもしれません。