中部地方というと、その範囲が解釈によって違うのですが、今回は北陸から東海に掛けての広大なエリアを中部地方と定めて、加工食品を考えてみたいと思います。
その場合、対象のエリアが日本海側から太平洋側、さらに内陸にまで及ぶので、当然加工食品の内容もバラエティー豊かになると予想できますがどうでしょうか?
今回は、北陸・東海を含めた中部地方にある伝統的な加工食品をチェックしてみたいとおもいます。
当然ですが、雪国である北陸と温暖な東海では加工食品も変わってきます。寒い地域ではその寒さを利用した加工食品が発達しますし、温かい日照時間の多い土地では、当然その太陽光を使った加工食品が育まれていきます。中部も同じで、
といった状況が実際にあります。まさにその土地の気候、作物などを上手に利用した加工食品がその土地に根付いているのです。
北陸地方とは富山県、石川県、福井県を通常は意味しますが、今回は新潟県も含めた日本海側の町にある特徴的な加工食品を考えたいと思います。日本海側は冬になると非常に雪も多く冷え込むので、その気温を生かした加工食品が盛んに作られています。
また、日本海側の魚介類が冬でも多く獲れるので、その辺りの食材を生かした加工食品が有名です。
のように、魚介類を活用した加工食品は有名ですし、
のように、工程の途中で冬の寒さを生かす加工食品も有名です。また、
など、豪雪地帯ならではの加工食品もあります。ニンジンを雪の中に入れて冬を越させるため、甘みが増すといわれています。
山梨や長野など海のない山間部は、その土地で採れた果実や野菜を干したり凍らせたりして加工する昔ながらの食品が多くあります。フルーツ大国や農業大国である山梨や長野ならではのラインアップです。
その他、
など、大地の恵みを生かした加工食品も有名です。
東海は日照時間が長く、冬でも温かい場所が多いので、その気候を生かした加工食品が作られています。代表例を挙げれば、
などが有名です。煮干しはまさに魚を煮て干すので海と太陽が必要です。九州や瀬戸内海など温暖な土地で有名な煮干しですが、東海という気候と立地でも作れる代表的な加工食品になります。その他、
なども有名です。